AutoCarの表紙に、見慣れぬ車が。
Esprit
この甘美な名前は、わたしの記憶を呼び戻す。
かつて、Lotusのイメージリーダーカーとしてジウジアーロのデザインで有名なスポーツカーです。ここを覗いている方なら誰もが知っているであろう、有名な車です。
大学生の頃、私は一度だけこの車に乗ったことがあります。(ざっと、25年はたってます。)今でも鮮明に覚えているぐらい衝撃は強かったです。大阪で、とある某正規Lotusショップの前に、黒ベースで金のJPSマークの入ったエスプリ(たぶんS2)がおいてありました。その、うつくしさと言ったら言葉では言い表せません。ともかく低く、平べったく想像を超えた造形物でした。今なら、Veyronを間近で見たら同じ思いをするかもしれません。
もちろん学生の身であり、買うとかじゃなく明かりに吸い寄せられる蛾のごとく、吸い寄せられたのでしょう。お店の人と10分くらいお話をしたでしょうか。思いがけず、「乗ってみるかい?」と言って頂けました。もちろん助手席ですが。わずか3分ほどの試乗でしょうか、それでも衝撃的でした。2リッターのDOHCエンジンでショボイはずなんですが、爆音はすさまじく頭のすぐ後ろでどでかい音でがなり立てます。なによりもびっくりしたのはその寝るような座る姿勢と、平面でだだっ広いフロントガラスからの視界でした。低さ故のスピード感と、意外に上からしたまで左右もよくみえる事です。ただし、後ろは全くみえません。
写真は、つい最近まで生産されていたアニバーサリーモデルです。(2004モデル)
3.5リッターV8ツインターボになって最終的には、350HPまでいきました。
今度は、BMW製のV8を積む予定だそうです。これをターボ化かな?
ロータス社はずっとずーと危ないと言われていたので、エスプリは出して欲しいですね。個人的にも。
うまくいけば来年出てくるそうです。もう一度エスプリに乗ってみたいですね。
(もちろん、ターボはおいといてですよ。)