以前ターボのブレーキブースターは9インチタンデムブレーキブースターがついている事を書きました。これはカレラ4も同様のシステムを採っています。そして、ここからターボ独自のシステムとして、新たにリアアクセルのブレーキに積極的なベンチレーションを導入しました。
以下AG資料より抜粋。
「ニュー911ターボは、リアアクスルのブレーキに積極的なベンチレーションを導入した、ポルシェで最初の量産モデルです。冷却風は、ボディの底面に設けられた専用の通路から専用の開口部、フローチャンネル、専用コントロールアームスポイラーを通って、リアブレーキに導かれます。その結果、冷却効率が14%向上しています。フロントアクセルには、996ターボで実績のあるベンチレーションコンセプトを発展させた、新開発のコントロールアームスポイラーによるベンチレーションシステムが採用されています。」
ふむふむ。
そして最後に、こう結んでいます。
「さまざまな改良により、ニュー911ターボのブレーキ性能は驚異的で、どのような条件でも卓越したブレーキ性能を発揮します。」
なるほど。
PCCBはどうなのでしょうか。
996ターボと比べて、あえて
最適化されたという言葉をいれています。
以下AGからの資料抜粋
「この最適化されたディスクテクノロジーから得られる最も重要な変化は、内部の冷却ダクトの形状による冷却風量の増大がもたらす、
ブレーキの冷却効率と剛性の向上、および適切な材質との組み合わせにより
耐摩耗性が向上したことです。その結果、ブレーキシステムのパフォーマンスが増大し、ブレーキシステムのメンテナンス間隔がのびています。」
ふむふむ。 なるほど。
AGのあげる、PCCBのメリットです。
1 レスポンスが速い
2 摩擦係数が一定で、耐フェード性が非常にたかい
3 過酷な状況での安全性が高い
4 同一デザインの同一寸法のねずみ鋳鉄製ブレーキディスクよりも約50%軽量
5 腐食に強いブレーキディスク
でも、デメリットは書いてありません。やっぱポルシェならデメリットも堂々と書いて欲しい。
思いっきり高いですよ。とか、、(笑)